ウユニ塩湖〜人気の景色だが私はリチウム掘った方がいいと思う

(7月23日、24日)

ウユニ塩湖1泊2日の旅

今日は朝からツアーでウユニ塩湖を一泊二日で見に行きます。行程は以下の通り。

1日目:列車の墓場→ウユニ湖周辺の土産市→いろいろと塩スポット→ウユニ塩湖の真ん中にあるホテルカサブランカという塩のホテルで昼食→フィッシュアイランド→乾期にも関わらず、水が残っている場所で少しだけ鏡張りと夕日→塩のホテル、Cristal Samanaに宿泊

2日目:塩のホテルでピックアップ→カラフルな水たまり見学→トゥヌパ火山の麓で昼食、フラミンゴをたくさん見る→フィッシュアイランド再び→再び少しだけ鏡張りと夕日→ウユニ市街に戻る

まず結論を申し上げると、ウユニ塩湖って大したことないなというのが私の感想です。見渡す限り塩が広がる様はたしかに圧巻で、塩の地平線も見られます。乾期にも関わらず水たまりが残っていてそこで少しだけ鏡張りを見ることもできました。雨季に水が一面に広がって完璧な鏡張りになっていたら、きっと美しいのだろうなとも思います。しかし、私はどちらかと言うと景色萌えしないということもあってか、凄いけれども心に刺さるほどではなかったです。ウユニ塩湖の下には、世界の埋蔵量の半分を占めるリチウムが埋まっているそうですが、個人的にはそれをどんどん掘り出すべきだと思います。ウユニは、地球の肺である熱帯雨林でもないし、絶滅危惧の動植物がいるわけでもなく、言って見ればただの塩です。景色萌えしない私からすると、いまのままウユニがヘボい観光業でくすぶるよりは、南米最貧国のボリビアが経済的に大きく発展できる可能性があるならリチウムをガンガン掘ればいいんじゃないのと思います。とは言っても、リチウム開発プロジェクトは遅々として進んでいないようですけれども。。

そんなわけで、行って良かったとは思うものの、私はウユニにはあまり愛がありません。というわけで、備忘録だけ簡単に。

Hodakaのおばちゃんの営業力はすごい

Hodakaのおばちゃんは、私たちが出発前日の夕方に申し込んだ段階では私たちの他に1人しか乗客を確保していなかったのに、当日になったらクルーザーの定員7人をきっちり確保していました。恐るべし営業力。

ホテルカサブランカに冬に泊まるのはやめた方がいい

ウユニの真ん中にある塩のホテル、ホテルカサブランカ。ホテルというより、ただの塩の掘建て小屋ですが、冬にここに泊まろうとするのは絶対に止めた方がいいと思います。建物の中で昼食をとりましたが、20分も中にいたら体の芯まで冷えました。一晩泊まるなど考えただけでも恐ろしいです。ツアーに参加していた他の乗客は、ホテルカサブランカに泊まりたいとHodakaのおばちゃんに申告して、全力で止められたそうです。

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(外観。冬はもの凄く寒い)

塩のホテルに泊まるなら、Cristal SamanaよりLuna Saladaが良い気がする

ツアーパッケージに含まれていたHotel Cristal Samanaに泊まりました。悪くはない、のですが、私たちの経験や、トリップアドバイザーのレビュー情報を総合すると、水の出が悪かったり、お湯が出なくなったり(私たちが使った時は出ました)、など、冬場には辛いトラブルがこのホテルではあります。ホテルのスタッフは、何かと気を使ってくれたり、湯たんぽをくれたりするのですが、全体の印象として「悪くはない」を越えられない印象です。Hotel Luna Saladaは、同じくレビューを読んでも旅行者の話を聞いても評判が良いので、せっかく塩のホテルに泊まるならこちらをお勧めしたいです。現地で一泊二日のツアーを買うと、Luna Saladaではない可能性が高いと思いますが、個人で直接予約してしまい、ツアーのアレンジ時に「Luna Saladaを予約しているからホテルで降ろしてくれ」と言えば、対応してもらえると思います。

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(Cristal Samana外観。星を見るために外に出た時のもの。満月に近く、夜空の星の数が少なかったのが残念。しかし、よく考えると暗くて晴れていれば星はどこでも綺麗に見えるわけで、都会暮らしの私たちは美しい星空に感動しますが、超田舎のウユニの人からしたら星空はどうってことないのかもしれません)

トゥヌパ火山の麓でフラミンゴを見るのは地味に良い

二日目は、トゥヌパ火山の麓に行きました。もともと、二日目は火山にフラミンゴを見に行くというおばちゃんとの約束でツアーに参加したのですが、同じく一泊二日のツアーに私たちより一日早く参加したおじさまが、「自分は今日は二日目だが、一日目とまったく同じところを案内されている」とボヤいていらっしゃり、私たちのアラームが作動。一日目の終わりに、「明日は、フラミンゴ、だよね?」とドライバーに超片言のスペイン語で確認したところ、ドライバーが「NO!.......SI!(YES!)」と、行くのか行かないのか怪しい返事。しかし、この釘差しが功を奏したようで、二日目は「あなたたちは通常のコースを昨日まわっているから、今日は火山に行きましょう」となり、無事に火山に連れて行ってもらうことができました。あそこで少し主張しなかったら、フラミンゴをすっぽかされていたかもしれません。危うし。

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(自然のフラミンゴをたくさん間近で見られて、なかなか良い感じです)

日本人のココロがわかった良いドライバーを見つけよう

二日間とも、夕方に少し水の残った「ちょっとだけ鏡張りスポット」に連れて行ってもらうことができました。鏡張りや夕日が大好きなのは日本人だけで、欧米人はたいして興味がないそうなので、ウユニでツアーに行く時は日本人を集めて行った方が良いです。そういう意味で、日本人に有名で日本人の扱いに慣れているHodakaは良いツアー会社だと思います。

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(サル、ヒトに進化する、の図。二日間とも、多くの日本人に久しぶりに会えて不思議な感じでした。二日目に、ひとりだけ中国系アメリカ人の旅行者が混じっていましたが、彼も鏡張りと夕日にはわりと感動していたようです。他の日本人と一緒にたくさんポーズをとらされて、大変そうでした。彼とは、翌日一緒にチリを目指しました)

明日は、ウユニからチリのカラマへ向かいます。