マチュピチュ(2)〜天空の大遺跡、必見

(7月16日)

マチュピチュ、すごい

日本でもすっかり有名で、私の友人知人の間でも行ったことのある人がちらほらいるマチュピチュ。でも、ホントにそんなに凄いのかな〜、アンコールワットの方がイケてるんじゃないの?とも思っていたマチュピチュ

行ってびっくり。本当に凄いところでした。みなさん、足腰が弱る前に是非訪れてみて下さい。

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(ワイナピチュ山頂より、マチュピチュを臨む)

いくつかQ&A

これだけでマチュピチュについては終わってもいいんですけど、あまりにも寂しいのでQ&A形式でもう少し書き足します。

何がすごい?

標高2400mのまわりに何もない高山の中に、忽然と巨大な遺跡が広がっているという絵の迫力が凄いです。一つ一つの遺構も、神殿や住居など様々な工夫がこらされていて面白く、ガイドブックを片手に、あるいはガイドの解説を聞きながら、もちろん楽しめると思います。しかし、ワイナピチュの頂上からマチュピチュの全景を見渡し、これがスペインからの徹底的な破壊を免れたインカ帝国の唯一の都市で、20世紀初頭に探検家に発見されるまでジャングルに覆われていたと思うと、その感慨は言葉には言い尽くせません。言葉ではなく、行って何かを感じる場所、それがマチュピチュです。

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マチュピチュ遺跡とワイナピチュ)

ワイナピチュって何?行った方がいい?

ワイナピチュは、マチュピチュ遺跡の後ろにある高い山です。マチュピチュが「年老いた峰」、ワイナピチュは「若い峰」であり、インカの人々はこのふたつをセットで考えていたとか。それはともかく、足腰に自信があるなら(年老いていないなら)、ワイナピチュには是非登っていただきたいです。ワイナピチュはガイドブックではやたらと危ないと書かれていますが、健康なおじさんまでであれば登るのに何の問題もありません(ちょっとよれよれしたおじいさんになると無理かも)。山道は急ですが、時間をかけて頑張れば十分に登れます。ただ、頂上はごつごつした岩しかなく、良い写真を撮るために頑張って、すべって転んだら死ぬしかないので、気をつけた方がいいと思います(私のまわりにたくさん観光客がいましたが、もちろん誰も落ちていません)。

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(ワイナピチュ中腹よりマチュピチュを臨む)

ワイナピチュのチケット手配はどうすればいい?

マチュピチュもワイナピチュも事前に入場券を入手しておく必要があり、特にワイナピチュは一日の入場制限が400人までと決まっているので早めの手配が必要です。私たちがワイナピチュのチケットを買ったのはマチュピチュ訪問の約1ヶ月半前でしたが、すでに希望の日時のワイナピチュチケットは売り切れ近くなっていました。

公式ホームページ(http://www.machupicchu.gob.pe/)からチケットが購入できるのですが、クレジットカードの認証などいろいろなところがうまく動作しないことがあるようです(すんなりと手続きできる人もいます)。私たちも公式ホームページでうまくチケットを買うことができず、結局こちらのサイト(http://www.ticket-machupicchu.com/)で購入しました。公式ホームページより若干値段が上がりますが、確実に購入できます。ホームページを見ると、おいおい信用できるの、という感じですが、私たちは買えて問題ありませんでしたし、他にもこちらで購入している方がいるのはネット上で確認済みです(とはいえ、何かあっても責任はとれませんけど、、)。まあ、大丈夫だと思いますよ!

ワイナピチュとマチュピチュで、どれぐらい時間をかける?

私たちは、朝6時30分にマチュピチュ遺跡正門に到着、7時30分にワイナピチュ登頂開始、ワイナピチュ登頂とマチュピチュ散策を終えて13時頃に遺跡を出ました。ワイナピチュではかなりゆっくりしましたが、マチュピチュはバスの時間を気にしながら結構急いで見たので、もう1時間ぐらいマチュピチュを見る時間があっても良かったかな、とも思います。しかし、この時間配分で一通り見るべきは見ました(ただし、ワイナピチュの裏にある月の遺跡には行っていません。ほとんど行く人はいませんが)。ご参考まで。

マチュピチュ遺跡の隣にあるホテルのビュッフェはどう?

Peru Railで、マチュピチュ遺跡の隣にあるMachu Picchu Sanctuary Lodgeのランチビュッフェ券を30ドル強で購入することができます。遺跡を堪能した後の贅沢気分に、何となく買ってみたのですが、個人的には30ドル強の価値があるかは疑問です。料理はそれなりに美味しいですがそれなりの域を出ないですし、別に遺跡から汗だくで帰って来てローストビーフが食べたいかと言われたらそういうわけでも。料理の質で言えば前日のIndio Felizの方が高いですし。まあ、遺跡から出てすぐに休めるのは魅力と言えば魅力ですが、もしももう一度マチュピチュに行くことがあれば、私はさっさとバスでふもとに降りて昼食をとると思います。

そんなわけで!マチュピチュを堪能し、再びPeru Railでクスコに戻ります。

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(帰りの車内では、サービス精神旺盛な乗務員さんが、地元の踊りを再現してくれたり、ペルー産の洋服を用いたファッションショーを開催してくれたりします。正直、山に登った後なので眠らせて欲しいんですけど、、。ショーはマチュピチュへの行きの電車でやればいいのに。それはともかく、Peru Railの職員の皆さんは皆さんとても親切で良い人たちです。あと、男性職員が着用している制服のコートがかなりカッコいい。売ってくれ。)

良い一日だったけど、疲れた!というわけで、明日はクスコで休憩です。