マチュピチュ(1)〜優雅な鉄道の旅で、山間の温泉街?を目指す

(7月15日)

マチュピチュへは、鉄道で

クスコの宿に大きな荷物を預け、今日はマチュピチュへ出発です。マチュピチュへはPeru Railという鉄道で向かいます。並走している他社のバスもあるのですが、山間の鉄道に乗ってみたかったので、Peru Railを使うことにしました。

Peru Railには駅が5つあります。クスコ市街にほど近いWanchaq(ワンチャック)から始まり、Poroy(ポロイ)、Urubamba(ウルバンバ)、Ollantaytambo(オリャンタイタンボ)、Machupicchu(マチュピチュ)です。マチュピチュへのチケットは通常はポロイ発マチュピチュ着で買い、私たちもそのチケットをホームページで事前購入していたのですが、雨期に土砂崩れがあって一部区間が不通のため、ワンチャック駅に集合しそこでPeru Railが用意したバスに乗ってウルバンバまで行き、そこから鉄道を使うというルート行き方になりました。

正直なところ、バスの旅はつらく、鉄道は本当に楽です。ワンチャックからウルバンバまでの道は、リマほどではないもののそれなりに舗装されている道です。しかし、山道をゴトゴトと揺れ右に左に振り回されながらバスに乗るのは、思った以上にしんどいです(バックパッカーのバス長距離移動とは比べるべくもありませんけど)。それに対して、ウルバンバから乗った鉄道の快適なこと快適なこと。揺れも少なくスペースも十分、車窓を眺めながら優雅な気分です。途中のオリャンタイタンボでは、山に段々に広がる遺跡を車窓から見ることもできます。正直、ポロイから鉄道に乗りたかった、、。恨めしや崖崩れ。

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(ワンチャック駅。クスコ市街から、タクシーでとても近いのが良いところ。ポロイ駅はクスコ市街からだいぶ離れており、タクシー料金もそれなりにかかるらしいです)

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(お待ちかねのペルーレイル。何だかかっこいい!)

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(車内は広々し、天井はガラスで景色が見やすくなっています。電車のチケットにはクラスが3つありますが、これは真ん中のクラスの電車です)

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(途中で見られる遺跡。基本的に、川沿いをずっと電車は走って行きます)

マチュピチュは、箱根?

マチュピチュ駅を出たら、頼んでいないのに宿から案内の人が来ていました。これはサプライズで、その親切さにびっくり。午後は、マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡までのバスチケットを購入し、あとは村をブラブラして過ごします。マチュピチュ村は、マチュピチュの観光のためにここ数十年で発展した村ですが、雰囲気はまるで箱根です。村の外れには温泉もあるらしいのですが、私たちは面倒だったので行きませんでした。

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(宿の目の前を、線路が走っています。電車ももちろん走っているので、要注意)

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(これ、どう見ても箱根でしょ。ただし、歩き回っている旅行者は欧米人ばかりです。たまに日本人もいます)

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(宿のお姉さんに、コピーがとれるお店を案内してもらうところ。右に男の子はお子さんです。こちらの子は制服を着ます。かわいいですね〜)

マチュピチュの夕食

夕食は、歩き方に乗っていたIndio Felizでとりました。どんなもんかな〜と思って行ったのですが、これが大満足。ひとり20ドル弱で、かなり美味しいフレンチ風ペルー料理(?)を食べることができます。翌日、マチュピチュ遺跡の隣にある五つ星ホテルのレストランでも昼食を食べましたが、そんなところよりもこちらの方が圧倒的に美味しいです。予約が必要と歩き方には書かれていますが、日が落ちる前の早めの時間に行けば予約は不要です。欧米人の夕食時間は遅いですから。ぜひ、地元の素材をふんだんに使ったこちらの料理を食べてみて下さい。

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(店構えは若者向けのバーのようだが、、中の雰囲気はもう少し落ち着いている)

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(この地元のマスを使った料理がめっちゃ美味しいですってば。スープも美味しいです)

マチュピチュの宿

Adelas Hostel

ダブルルームで一泊60USドル。クスコの宿と10ドルしか変わりませんが、ここはマチュピチュなので、設備はだいぶ劣ります。Wifiもロビーのみ。しかし、ホットシャワーもしっかり出ますし、スタッフも良い人ばかりで、総合するととても良い宿だと思います。お願いもしていないのに駅まで迎えに来てくれたり(駅から歩いてすぐなのですが、地図と照らし合わせてもぱっと場所がわからないかも)、コピーをとりたいと頼んだらコピー屋まで案内してくれたり、とても親切です。私たちが泊まった晩には、他にも日本人の宿泊者がいたようです。また、遺跡行きのバス停もすぐ近くで便利です。おすすめ!

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(宿の人がお土産にくれた、宿の名前が入ったペン立て。宿の名前( ADELAS HOSTEL)も、MACHU PICCHUの地名も、両方とも途中で切れている、、のですが、ホスピタリティ溢れるお土産だと思いませんか。親切なスタッフのそろった、とても良い宿です)

明日は、早朝からマチュピチュ遺跡に挑みます!