リマ(2)〜海沿いの大都会で久しぶりの刺身!

(7月12日〜13日)

イキトスからLAN航空を使い、リマに戻ります。リマでは少し良いホテルに宿をとり、翌日は終日リマ観光です。しかし、アマゾンの疲れが抜けきれず、昼近くなってからの遅いスタートになりました。

リマの宿

Hotel Miraflores Lodge

リマには新市街と旧市街があり、新市街の方が治安がよく宿をとるにも無難と地球の歩き方に書いてあったので、記載を信じて新市街に宿をとりました。Hotel Miraflores Lodgeは新市街(ミラフローレス地区)にある三ツ星のホテルで、一泊二人で60USドル強。新市街と旧市街を結ぶメトロポリターノ(バス)の駅まで数ブロック、ラルコ・マルという大きなショッピングモールなどの新市街の観光名所も徒歩圏内、周囲の治安もよく、ロケーションは良いです。設備も整っており、中庭の吹き抜けが気持ちよく、朝食もチーズとハムが豊富で美味しいなど、値段に対してお得な良い宿ではないでしょうか。

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(ホテルの廊下から中庭を臨む。外壁の上に有刺鉄線がばっちり張られているあたり、やっぱり南米では治安に気をつけないといけないのねと思わされます)

メトロポリターノで移動

まず、新市街から旧市街へ移動。メトロポリターノという専用レーンのバスを利用します。カードにチャージをして運賃を払う方式で、カードの買い方と使い方がわからずにまごまごしていたら、係員のお姉さんが親切に教えてくれました。係員のお姉さんはバスの駅マップを持っており、これは役に立つので是非ゲットすべし。

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(この駅から旧市街へ)

とりあえずアルマス広場へ

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(アルマス広場からカテドラルを臨む)

とりあえず、旧市街の中心であるアルマス広場に行き写真をパチリ。この立派な建物は教会です。この後、ペルー各地や、ボリビアなどを訪れてどこでも感じることですが、南米各国の歴史は大きくは似ているところがあって、先住民の時代→武力とキリスト教を用いたスペインによる征服→スペインからの独立→独裁政権→民主化、という経路を多くの国が通っています。教会に行くと、キリスト教を布教する過程で現地のヒトの関心を引くために、教会に必ず現地のモチーフや材料が使われているのも同じ。メキシコでじっくり見たこととだいたい同じなので、その後はキリスト教に関連する建築物はかなり早足で見ました。

中央郵便局から日本に荷物を発送する

長旅の荷物を少しでも減らすため、中央郵便局からメキシコとキューバで買ったお土産を日本に発送します。なぜ日本宛かというと、キューバで買ったものは原則アメリカに持ち込めないためです。郵便局はなかなか面白くて、郵便局の前に並んでいる土産物屋のおばちゃんが、段ボールやらつつみやら用意してくれ、私たちの荷物を梱包してくれます。郵便局の職員はスペイン語しかできず私たちは困るわけですが、一緒に並んでいた現地の英語が少しできるおじさんが助けてくれて、何とか日本に小包を発送。おばちゃん、おじさん、ありがとう。

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(中央郵便局はこの並びにあります。「中央」郵便局のわりに、とてもわかりにくいです)

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(荷物を詰めた段ボール箱は、長旅に耐えられるようにおばちゃんが布で縫い合わせてくれます。この布箱にマジックで送り先を書いて出来上がり。他の人も布でおおった荷物を送っていました。布で覆うのが、ペルースタンダードなのか?)

サント・ドミンゴ教会とサン・フランシスコ教会

もう少し観光しましょうということで、有名なふたつの教会を訪問。どちらの教会も有料ですが、想像以上に中が広く立派で見所が多くお勧めです。サン・フランシスコ教会は内部の写真撮影が禁止ですが、骸骨が並べられたカタコンベや、ハリーポッターのような?中世の図書館を見ることができます。

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(サント・ドミング教会の塔からアルマス広場の方角を一望)

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(同じく、リマの北側。眼下の川を越えると、治安が一気に悪くなるらしいです。山にはスラムが見えます)

旧市街のラ・ウニオン通り

最後に、旧市街のショッピングストリートを散策します。歩き方には「治安が悪い」と書かれていますが、スリとひったくりにしっかり気をつければいたって標準的な繁華街です。メキシコシティの旧市街の方が人通りは激しいです。

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(賑わうラ・ウニオン通り。ごちゃごちゃしております)

新市街のラルコ・マルと「恋人たちの公園」

夜は、新市街のラルコ・マルというショッピングモールと、恋人たちの公園という有名な公園に行ってみます。どちらも、宿から行ける範囲でした。新市街は夜になってもある程度人通りがあり、安心して歩くことができます。ただ、人たよく通る通りと、人通りが少ない通りははっきり分かれているので、人がいる通りを歩くようにした方が良いでしょう。

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(海沿いにある、ラルコ・マル。ブランドショップがずらりと入り、レストランも数多く、夜まで多くの人がいます)

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(これが、有名な「恋人たちの公園」だ!、、、すごく、微妙な恋人達の彫刻です。ラルコ・マルから海沿いの道をずっと歩いて行くと辿り着く事ができます。なぜこの微妙なモニュメントのある公園がリマで有名なのか考えてみたのですが、リマの恋人達も素敵な海沿いを夜ロマンチックに歩きたい→しかし、たいがい夜暗いところには危ないから行ってはいけないと相場が決まっている(かつ、海沿いはそんなに人通りが多いわけでもない)→そこで、夜でも人通りがあり、安全にロマンスを楽しめる場所としてこの公園が存在する!という結論に(勝手に)至りました。実際、観光客も多いですが、地元の若者も結構いましたよ)

夜は「まいど」で久しぶりの刺身

夕食は、歩き方に載っていた新市街の「maido(まいど)」というお店にしました。これからペルーやボリビアなど山岳地帯に入る前に刺身が食べたいなと思っていたところ、このレストランがホテルの隣のブロックにあるのに気づいたからです。刺身や焼き肉はすごく美味しかったですが、炒め物は少し味が濃いめ。親子丼も美味しかったです。しかし、ふたりで100ドル以上したので、日本でそれなりの居酒屋に行った程度のコストがかかります。リマの物価水準の低さを考えるとコストパフォーマンスはかなり悪いです。お客さんは、リマのお金持ちが7割、3割はリマに駐在する(お金のある)日本人という感じでした。多少お金をかけても、久しぶりの刺身がどうしても食べたいという方はどうぞ。

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(モダンな建物)

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(海外暮らしが長くなると、お金を多少高く払っても日本食が食べたい時があるんです)

リマは、ペルーの首都としてもちろん栄えていますが、メキシコシティに比べるとその規模はかなり小さい印象です。個人的には、リマで暮らすのはちょっとしんどいかなー、、(メキシコシティは、行けると思うんですが)。かなり駆け足でリマを見ましたが、明日はインカ帝国の首都、クスコへ向かいます!