カンクン(2)〜チチェン・イツァーでマヤ文明の遺跡に触れる

(6月28日)

カンクンからツアーでチチェン・イツァーへ

この日は、ホテルで予約したツアーでチチェン・イツァーへ行きます。移動、昼食、スペイン語と英語のバイリンガルガイドすべて込みで一人あたり89ドル。高めのお値段ですが、ローカルバスの代金と遺跡の入場料などを積み上げたものプラス20−30ドル程度の値段設定だった(はず)なので、ガイド代も含めたらそんなものかなと思います。

この後、多くのツアーがそうだったのですが、ガイドは英語とスペイン語の観光客を引き連れて同じ説明を英語とスペイン語で連続してしていきます。すぐに慣れましたが、はじめはかなり面食らいました。特にここのガイドはかなりスペイン語なまりの強い英語で、まだスペイン語で説明していると思ったらもう英語の説明だったということもしばしばでした。

セノーテでナマズと泳ぐ

バスで走ること2時間以上、まずは遺跡の近くにあるセノーテに到着します。地面に大きな穴が空いていて、その底に透明な水の泉がある、それがセノーテです。場所によってはマヤ時代に生け贄が捧げられた神聖なセノーテもあります。私たちが行ったセノーテでは、ナマズと泳ぐことができました(実際に泳いだのは、私ではなく妻)。朝は人も少なくなかなか良い雰囲気だったのですが、午後には観光客が激増して泉の中も人だらけだったので、行くならば早い時間帯の方が良いかもしれません。

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(透明な泉にツタが降りる)

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(泉の中にはたくさんのナマズがいる)

チチェン・イツァーでマヤの神秘に触れる

午後は、マヤの遺跡チチェン・イツァーへ。マヤは紀元前から9世紀頃にかけて繁栄した民族で、天文学に非常に優れていたことで有名です。春分と秋分の日没に太陽の光で蛇が現れる神殿など、「ああ、これ世界不思議発見で見た事ある」という感じ。

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チェチェン・イツァーの神殿)

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(マヤにとって蛇は神聖な存在だった)

しかし、正直なところ、この時ガイドがしてくれた説明はほとんど忘れてしまいました。理由は、この後メキシコシティで訪れたテオティワカン遺跡の方がインパクトが強く、今のメキシコとのつながりも感じられて印象に残っていること。また、ガイドが炎天下であまりにも長く話すので体力を消耗してあまり話を集中して聞けなかったという事情があります。。。この遺跡は、かなり暑かったです。

夜はホテルゾーンのショッピングモールで旅の買い出し

ツアーから戻った後、ホテルからバスでホテルゾーンのショッピングモールに繰り出し、旅の不足品を買い足しました。ここのモールは基本的にアメリカのデパートと同じで、たいがいのものを買うことができます。50ドルのわりとしっかりした防水の腕時計、他にウォーキングシューズとズボンなどを買い足します。ここで買ったものは、一定の条件のもとでメキシコから出国時に消費税の還付を受けることができます。

カンクンはリゾートなので、何日も滞在してビーチやプールでゆっくりと過ごすのが欧米流の過ごし方です。しかし私たちはそのような過ごし方には興味がないので、カンクンでの日程はこれで終わり、翌日はメキシコシティに移動します。当初の予定ではシアンカーンにも行く予定だったのですが、アメリカ出国が一日遅れたのでこれはなしです。残念。

カンクン 旅のまとめ

  • カンクンは海が青いレベルの高いリゾート。お金を出せば、離島のビーチで優雅なホテル滞在もできる
  • メキシコらしさを感じたいならセントロへ。比較的手頃な値段で、美味しいシーフードを食べることができる
  • マヤの遺跡チチェン・イツァーは面白い。しかし、コストがかかるので、よりリーズナブルにメキシコの古代遺跡を訪れたいならばメキシコシティテオティワカンがおすすめ(メキシコシティ編で触れます)